【暗号資産】税理士に聞いてみた！仮想通貨の税金ってめっちゃ高いの？【税金】

というわけで今回は、仮想通貨の税金に関する話。
仮想通貨？一律50%の税金がかかるとかなんとかでしょ？

とか聞いた人はいるかと思います。
私もそのうちの1人でした。
でも違うんです。結局は、累進課税制度になります。

ただ特殊な税金の制度が仮想通貨にはあるので、
そのことを知ってほしいので、覚えていただければと思います。

仮想通貨の税金は累進課税制度と一緒

暗号資産は、雑所得扱いとなります。
暗号資産でもし100万円を儲けたからと、一律50％の税金がかかるというわけではないのです。

給与所得 + 雑所得 – 所得控除で出た、金額の分税金に納めることとなります。

所得税の速算表はこちら

課税される所得金額	税率	控除額 （円）
195万円以下	5％	０
超え 330万円以下	10％	97,500
330万円を超え 695万円以下	20％	427,500
695万円を超え 900万円以下	23％	636,000
900万円を超え 1800万円以下	33％	1,536,000
1,800万円を超え 4000万円以下	40％	2,796,000
4000万円超	45％	4,796,000

つまり給与金額＋雑所得が340万円だった場合は、20％を支払う計算となる。

仮想通貨の税金が発生するタイミングはこちら。

・売却したとき
・決済したとき
・仮想通貨を別の仮想通貨に換えたとき

ただここで覚えておきたいのは、

あなたが利益を生んだタイミングで発生する。

と覚えてもらいたいです。

売却した時

300万円の1BTCを購入した。
600万円の1BTCを売った。

この時に発生する利益は、300万円分ということ。

決済時

引き換えた時(当時の価値以上で物を購入した時)
3万円分のBTCでBTCが2倍に。
6万円のパソコンを購入。

その場合は、3万円分の税金を支払う必要あり。

仮想通貨の交換時

以前に400万円分のBTCを購入。
1ETH=4万円 1000万円分のイーサリアムをビットコインで購入。
1BTCで250ETH購入。 100-40=600万円分の利益を上げることに。

この交換での税金を多く支払っている人が特に多い。

仮想通貨交換時の税金で借金を抱えてしまう人

前章で解説した仮想通貨の交換時でよくこの”落とし穴”にはまっている
人が多い。

つまりどういうことなのか。

先ほど挙げた例をもってこよう。

イーサリアム購入時点で、600万円分の利益が発生しているので、
その分の税金を支払うことになる。

しかし、購入したイーサリアムが4万円→2万円暴落。つまり50%軽減しているので、

資産としてあるのは500万円。
しかし600万円分+給与分の税金を支払わないといけなくなる。

という計算になる。
当時の億り人は桁がもうひとつ付いていたので、もっと巨額な税金を納めていた人がいた。

・他の仮想通貨に変更したときでも資産が増えていたらその分が税金対象となる。
・変えた先でのコインの価値が落ちても税金対象額は変わらない
・それゆえ借金を抱えてしまう方がいる

税金の知識を知って、これから実行して欲しいこと

仮想通貨は決して税金が50%ほどかかるわけではありません。
そこでこうして欲しいことがあります。

・投資額を余剰資金以上に行わない
・無駄なコイン変更を行わない。
・税金を正しく知って、払える分は確保しよう

この3点です。
自分も仮想通貨をもったら税金がかさんで、借金をするリスクを負うのかと思っていましたが、
そうではないみたい。

ちゃんと給与計算と雑所得で仮想通貨の税金が大幅に上がらないように仮想通貨を楽しんでいきたいと思います。

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